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これは「考えられる以上に少ない」ものとして次の3つを挙げている。
1.両手で隣接した鍵(半音または全音)を、つまり 半音階、全音階・・・トリルを練習すること。
2.半音または全音以上の間隔の音符、つまり・・・全音半の間隔から 始めて、オクターヴが短3度に分けられるため、指一本が一つの 鍵にあてられる。(跳躍進行)
3.重音(ニ声部の)、つまり3度、6度、オクターヴ。(3度、6度、オクターヴ ができれば、三声部のものが弾ける・・・そうなれば和音が弾けるし、 音符の間隔もわかるから、分散和音も弾けるようになる。) 両手を使えば、四、五、六声部も弾ける・・・・ここまでくれば ピアノのメカニスムの練習は、もう何もいらない。
これはピアニストとしての実践から集約されたいわゆる技術であり、これ以上の ものはたしかに考えられず、鍵盤上でのあらゆる順次進行と跳躍、それに 和音を弾く技術が、すべて基本となっていることを明快にまとめている。
これは指導するものにとってきわめて重要な「考え方」のひとつであり 、他の強弱や速度、音色等は技術というようりむしろ「感性」にかかわる のではなかろうか。
フォルテと楽譜にあると即座に「そこは強く」というような指導ではなく なぜフォルテにしたくなるのかを演奏してみせるのがショパンだった事を 思うと、技術とは何かがわかってくるのではなかろうか。
難易度高い曲でも書いてみると案外難しくなかったりします。書くという事は時間がかかるようですが、実際には書いている間に、目が音符の複雑さに慣れてきて書き終わる頃は弾けたりするものです。楽譜作成ソフトを使って自分で書いて、書いた楽譜を再生してみましょう。
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書いた楽譜をキレイに印刷して一冊のオリジナル楽譜集として製本もできます。表紙をキレイに 作り、タイトルをいれて完成させることができます。音感トレーニング用のオリジナル楽譜を書く事も簡単にできますし、ドラム譜、バンドスコアなども簡単に作れます。
パソコンで楽譜を書くのは初めてという方でも安心です。ソフトの評判より、ソフトのマニュアルの判りやすさで選べと言われますように、特に初心者の方には 判り易いマニュアルは強い味方となります。マニュアル付のソフトを紹介します。本書の解説に従って進み簡単な楽譜をまず書いてみると、楽譜作成の手順が判りその後の進歩も早いと思います。価格も手頃ですのでお薦めです。
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ショパンはこの楽曲の中で特に「変イ長調プレリュード」のレッスンにうるさかったと言われています。
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