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クリスティアン・ツィマーマン指揮&ピアノ
による ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
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1980年 ショパンコンクール 優勝者 クリスティアン・ツィマーマンの最高傑作
解説
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ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
![](http://images.amazon.com/images/P/B00002DE0S.09._SCMZZZZZZZ_.jpg)
視聴サンプルあります。
![](1-21.jpg)
クラシック評論家の宇野功芳さんが
この演奏に関して興味深いことを述べておられます。
「彼の重要なレパートリーであるが
今までに共演した巨匠指揮者にも大きな不満を抱き続けて
きた。とにかく弦楽器部分がつまらないといわれ、
オーケストレイションが下手といわれつづけ、大幅にカット
して演奏されることも多いショパンの協奏曲だが、その
定説に疑問をもった、ツィマーマン(18才でショパンコンクールの
優勝者)は自分で指揮するしかないと考え1998年12月
銀行をスポンサーとしてポーランド祝祭管弦楽団を組織
演奏には考えられない長時間のリハーサル経た後二曲の
協奏曲を持って、三ヶ月、40公演におよぶ世界演奏旅行を
実現、その途次、イタリアにおいてスタジオ録音したCD
すごい! 第一楽章の最初の第一音から、他CDとはまるで
違う。間の長さは音楽が停まってしまうほどであり
大胆、微妙な抑揚はまるで最上質のコーラス
きわめつきは甘みな弦のポルタメントが頻出すること!
特筆すべきは第一楽章の終結に、掲示部のオーケストラ・パート
八小節を持ってきて挿入したり、フィナーレにおける
木管の動機をヴァイオリンで弾かせて絶大な効果を上げて
いる事だろう。
この演奏は歴史的な大事件である。
ツィマーンのソロも過去のどのピアニストよりも見事だ。
他のピアニストがなんと小手先の技に聴こえる事だろうか。
これぞ 再創造、そしてこれぞ再現芸術!」
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